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日別アーカイブ: 2024年2月2日

口腔ケアの大切さ

皆様こんにちは!

先日、社内で口腔ケアの研修がありました。

 

前回ブログでお話しした口腔ケア研修では、口の中には細菌がたくさんいる事やそれが原因で肺炎のリスクが上がる事など、学んだことをお話ししました。今回のお話しは、もっと身近な…

虫歯や入れ歯の事です。

 

 

お口の健康は身体の健康

ではでは。まず。

皆様は歯垢の中にどれくらいの菌が存在するかご存知でしょうか?

実は、歯垢1mgあたり1~2億個もいるんです。タイプ豊富で600種類もの菌が歯垢の中にうじゃうじゃ…気持ち悪いー

その菌たちがお口の中で色々な悪さをします。

 

■健康な歯のカルシウムを溶かし穴を開ける

■歯茎を痩せさせ本来なら歯茎に守られてる歯の柔らかいところを溶かしてしまう

(結果、歯が折れてしまうことも)

■歯周ポケットに膿を発生させる

■歯磨きをせず放置された歯垢は、歯石になってしまう

歯垢は歯ブラシで除去出来るけど、歯石は、歯医者に行って取ってもらわないと、自分では取れない!(歯石の下の皮膚は赤くただれて傷になってしまうんですって)

 

これだけでも、毎日の歯磨きの大切さが、分かりますが…

 

歯磨きにはもっとすごい効果があるんです。

それは病気の予防と緩和。

歯周病と糖尿病は密接で、ほっとくと悪循環してしまうそう。歯の治療をすると、糖尿病も和らぐんですって!凄いですよね!

さらに歯周病の予防と治療は、アルツハイマーの進行を遅らせることも期待されてるとか。

普段の歯磨きで、色んな病気の予防になるんだなー。やっぱりしっかり歯磨きしないと!と、改めて思いました。

 

 

お年寄りに優しい歯磨きの方法

私は、前回の口腔ケア研修で、歯磨きをしない事の恐ろしさから、毎日3度歯磨きをするようになりました。色んな角度から研修をする度に毎日の歯磨きの大切さが分かります!

 

ところで、一緒に住んでるおじいちゃんやおばあちゃんの歯みがきって、どうするのが正解?と思ったことはありませんか?

その事についても学んだのでお伝えしますね!

 

始める前に必要なものは基本この4点。

■歯ブラシ

■ガーグルベース(口をゆすいだ水を吐き出せる容器)

■コップ

■タオル(首に掛けてると直ぐに口が拭けます)

 

必要に応じて次のものを用意すると、歯みがきがスムーズに進む場合があります。

■スポンジブラシ又は口腔ウェットティッシュ(自分でうがいが出来ない人は、これで口の中の汚れなどを掻き出します)

■保湿ジェル(口腔内がカピカピの時とかに使います)

 

次は歯みがきの姿勢について。

顎を引く→顎が上がってると、咽頭と気管が直線になってしまい、誤嚥しやすくなります。

かかとを床に付けて座る→かかとを床につけると踏ん張れる様になり姿勢保持がしやすくなります。

なるべく上体を起こす→歯みがきを手伝う場合は、介助する人はされる人より、目線は下か、同じにしましょう。

姿勢が整ったらいよいよ歯みがき。本人には磨きをする事を伝えて歯みがきを始めましょう。

 

介助するときの優しい安全な歯みがきのポイントはこの5点

1、柔らかめの歯ブラシを使う

2、歯ブラシはペンを持つように持ち、軽い力で磨く(ヘッドが小さいと細かいところまで磨けます)

3、汚れが奥に行かないように奥から手前に磨く

4、磨くところを見る

5、体調に合わせて短時間で行う

 

最後に口の中の汚れを出しましょう。

うがいを出来る人はうがいをしてもらいます。出来ない人は掻き出します(スポンジブラシを使うときは、しっかり水分を絞ってから使用する)。

※うがいは口の中の汚れを洗い流す効果があります。歯みがきは歯垢を掻き出す役割なので、うがいを出来る人は、なるべくうがいをしましょう。ブクブクうがいはとても大事!

 

歯って食べるだけじゃなくて、身体全体に影響があるんですね!

皆様も、毎日歯みがきをしてスッキリ健康でいて下さいね!